2015年7月号 【和泉通信】 気泡緩衝材の始まりと、漬物屋の決意

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こんにちは!

夏突入ですね。
夏と言えば、花火。
先日、東京営業所のメンバーを中心に、隅田川花火大会を楽しんできました。東京営業所:I女史ご実家のはからいで、観覧場所は隅田川沿い特等席。
花火を愛でつつ、お酒、お食事と楽しいひと時、夏を満喫しました。

I女史撮影の花火画像、よろしければお楽しみください。
http://a01.hm-f.jp/cc.php?t=M264066&c=62&d=d196

さて、二回目の「和泉通信」配信です。

今号は、気泡緩衝材の起源と、弊社創業者が漬物屋から気泡緩衝材のメーカーになったいきさつを書いた「気泡緩衝材の始まりと、漬物屋の決意」をメイン記事としてお届けします。



□■ 今号のメニュー ■□■□■

1.気泡緩衝材の始まりと、漬物屋の決意
2.和泉のエアセルマットを支える検査機器のご紹介
3.社員旅行に行ってきました!
4.「Web受注状況照会」ご活用のお願い
5. 新商品情報




□■ 気泡緩衝材の始まりと、漬物屋の決意 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+

弊社株式会社和泉の親会社は、いづ藤漬物舗(http://www.izuto.co.jp/)という、漬物屋です。
なぜ、漬物屋が気泡緩衝材エアセルマットを製造し、販売するに至ったのか?

気泡緩衝材の発祥をご紹介しつつ、弊社がエアセルマットの製造販売を行うきっかけとなったエピソードをお伝えしましょう。


気泡緩衝材が生まれたのは、1960年。
米国ニュージャージー州に本社を構えるシールドエア社において産声を上げました。

つぶつぶした突起が特徴的な、気泡緩衝材のヒントとなったのは、雲。
シールドエア社創業メンバーのひとりが、飛行機の窓越しに広がる雲海を眺めて思いついたそうです。

「無数の雲の山を突起にしてシートに張り付ければ、割れ物の緩衝材になる。これなら必ず売れる」

日本では、プチプチ、エアキャップなどとも呼ばれる気泡緩衝材ですが、シールドエア社は、この新発明を「バブルラップ」と名づけました。
発想から数年をかけ、バブルラップの量産化に成功し、シールドエア社が創業したのが、1960年。トランジスタの梱包材として需要を伸ばしました。

テキサスインスツルメンツが1954年に発明したトランジスタは、1960年代に入り、トランジスタ・ラジオ、トランジスタ・テレビなどの発売とともに、それまでの真空管に代わって、爆発的な普及を遂げます。バブルラップは、時代の流れにも後押しされ、アメリカのみならず、世界的に普及していきました。

株式会社和泉の創業は、1976年。
名古屋名物である守口漬の伝統を守る、老舗の漬物屋であった、いづ藤漬物舗の店主:伊藤(故人/和泉元会長)が、名古屋財界の友人とともに、サイドビジネスとして起業しました。

創業期の和泉は、オーストリアの研磨剤原料(砥石、サンドペーパーなどの原料)の輸入販売代理店でした。
気泡緩衝材との出会いは、店主:伊藤の友人からの相談。

「エアーキャップ(プチプチ)なるものを、ドイツのデュッセルドルフで製造しドイツ国内外に販売したい。ついては、その製造機械を調達してはもらえまいか」

ふたつ返事で承諾した伊藤は、オリジナルで製造機械を造り上げ、輸出します。ビジネスは成功します。日本人特有の緻密で丁寧な仕事を結晶させた気泡緩衝材は、予想以上に売れました。
気を良くした友人は、事業展開の拡大を図り、今度はイギリスで製造販売する計画を立てました。

伊藤は、友人の頼みを受け、イギリスでの製造販売に向けて、二台の気泡緩衝材製造機械を準備します。ところが、イギリス進出費用が予想外に膨れあがり、二台のうち一台の出荷はペンディングになってしまいます。

「無理をするな。しっかり採算ベースに乗るまで一台の機械で事業展開しなさいな。名古屋の港に置いてある機械は錆びないうちに俺が引き取り、日本でエアーキャップなるものの製品をつくり販売するわ」

友人の懐事情を知る伊藤は、このように言い、そしてこのエピソードが、今につながる気泡緩衝材エアセルマット製造メーカーとしての、株式会社和泉誕生の瞬間であったわけです。

老舗漬物屋として、伊藤はポリシーを持っていました。
常にほんものを追究し誠実に製品つくりに取り組めば世間の人たちはきっと喜んで買ってくれるに違いない」

漬物屋から、輸入商社、そして今度は工業製品の製造販売に取り組む。
異業種であり、新しいビジネスへのチャレンジでありながら、伊藤が気泡緩衝材エアセルマットの製造メーカーとして歩み始める決意をしたのは、名古屋の伝統を守る老舗漬物屋として、お客様と誠実に向き合ってきたという、実績と自信があったからにほかなりません。


「常に物事の本質を見失わず、”ほんもの”を追求する会社でいたい」

弊社のポリシーは、このようなエピソードのもとに、創りあげられたのです。

※参考
朝日新聞 2010年3月24日
「プチプチ愛され50年」



□■ 和泉のエアセルマットを支える検査機器のご紹介 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+

高い品質を誇り、お客様からのご評価も頂戴しております、和泉の気泡緩衝材エアセルマット。
Webサイト「和泉'sブログ」では、エアセルマットの品質を支える、弊社の検査機器を動画付きでご紹介しています。

http://a01.hm-f.jp/cc.php?t=M264067&c=62&d=d196

株式会社和泉は、「”ほんもの”を追求する会社」です。
製品品質に対するこだわりこそが、弊社と、気泡緩衝材エアセルマットの特徴でもあります。

エアセルマットを支える五つの検査機器、ぜひリンク先よりご確認ください。



□■ 社員旅行に行ってきました! +-+-+-+-+-+-+

先日、2年に一度の社員旅行に行ってきました。
行き先は東北。
一部の社員が逆方向の新幹線に乗ってしまうという、驚きのスタートとなった社員旅行の様子をご紹介しています。
http://a01.hm-f.jp/cc.php?t=M264068&c=62&d=d196




□■ 「Web受注状況照会」ご活用のお願い +-+-+-+-+-+-+-+-+-+

ホームページから出荷状況などを確認可能な「Web受注状況照会」をご存知でいらっしゃいますでしょうか。
http://pc1.izumi1-unet.ocn.ne.jp/izumiweb/

弊社ホームページ、TOPページ右上にある、「出荷問い合わせ」ボタンからアクセス可能となっております。
http://www.izumi-jp.net/

「Web受注状況照会」では、皆さまからのオーダー、出荷状況などが、ホームページ上でご確認いただくことができます。
ぜひ、ご活用ください。

使い方、IDなど、ご不明な点については、弊社営業担当までお気軽にお問い合わせください。



□■ 新商品情報 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+

緩衝封筒シリーズの新商品「タフメールスリム」をリリースしました。ヤマト運輸「ネコボス」サービス対応サイズもリリースしています。
詳細は、以下からご確認ください。
http://a01.hm-f.jp/cc.php?t=M264069&c=62&d=d196





最後までお読みいただきありがとうございました。
なお、メルマガのバックナンバー、画像付きの記事は、弊社Webサイト「和泉'ブログ」にてご確認いただけます。
http://www.izumi-jp.co.jp/


今後とも、よろしくお願い申し上げます。






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 発行:
 株式会社和泉

 〒462-0847
 愛知県名古屋市北区金城4-2-5
 TEL052-912-9006

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