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弊社春日井工場の近隣では、戦国時代から現在に至る、歴史を楽しむスポットがたくさんあります。
今回は、春日井工場の近くで、歴史トリップを楽しむことのできるスポットをご紹介しましょう。
まずは、国宝犬山城。
織田信長の叔父である織田信康によって1537年に築城、その後、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と天下の覇権が移ろいゆく歴史の中、ずっと生き残ってきた歴史ある城です。明治4年(1871年)、廃藩置県によって愛知県の所有となった犬山城は、天守以外の建物のほとんどを取り壊されてしまいます(なんて馬鹿げたことをしたんでしょう!)。
しかし、残った天守は現存する日本最古の木造天守として、姫路城、松本城、彦根城、松江城とともに、国宝指定され、現在に至るまで愛されています。
天守閣に登れば、眼下には木曽川の流れが広がります。
木曽川と、高さ約88メートルにおよぶ岸崖(がいがん)を天然の要害とした犬山城。
戦国の覇者信長の血を引く城として、人気を集めるのもうなずけます。
城下には、スイーツや民芸品を販売する城下町が残ります。
お団子片手に、ゆるゆると城下町をお散歩するのは楽しいですよ。
筆者のお勧めは、犬山城の麓にある三光稲荷神社。
願い事をして抱きかかえて、軽くなると願い事が叶うと言われる「おもかる石」や、お金を洗うと何倍にもなって帰ってくるという「銭洗池」といったスポットもあります。
煩悩を抱えた筆者は、もちろん体験しました。
結果は...、聞かないでくださいね。
続いてご紹介するのは、明治村。
春日井工場から、直線距離で4kmほどのところにあります。
2015年3月に開村50週年を迎えた博物館明治村。
明治時代の貴重な歴史的建造物を移築し保存、公開しています。あわせて、明治時代の風俗などを体験できるテーマパークとなっています。
西郷従道邸、聖ヨハネ教会堂など、貴重な建築物が並びますが、やはり注目をあつめるのは、帝国ホテル。
日露戦争を集結させたポーツマス条約調印の舞台となるなど、数々の歴史を重ねてきた帝国ホテルは、フランク・ロイド・ライトの代表的作品です。明治村内最大の建物でもある帝国ホテル、一見の価値ありです。
明治村、実はハウステンボス(長崎)、リトルワールド(犬山)に続き、全国で三番目に広いテーマパークです。
広い村内では、観光客の足となる、ふたつの鉄道が走っていますが、これも明治時代のもの。
鉄道の発祥である新橋~横浜間を走っていた蒸気機関車、そして電車の発祥である京都市電のふたつが、それです。
最近では京都にも鉄道博物館が開館するなど、鉄道に関する展示は人気を集めています。ただし、実際に動き、また乗車ができる動態保存が行われていることは、とても貴重なことなんですよ!
明治村に来たら、ぜひ乗ってみましょう。
明治村は、数多くのドラマや映画などの撮影にも使われています。
お気に入りのドラマや映画のシーンを思い浮かべながら、広大な村内を巡るのも一興です。
かわって、日本昭和村。
こちらは、春日井工場から約30km、クルマで小一時間ほど離れた岐阜県美濃加茂市にあります。
昭和村のコンセプトは、昭和30年代の里山の風景を再現すること。
村内には、築100余年の古民家を移築した商店や、食事処があり、豆腐やこんにゃくを作る体験、機織りや染色などを体験することもできます。
画像のような昭和を模した展示もあり、「少し懐かしい日本」を感じることができる施設となっています。
さらに足を伸ばした岐阜県恵那市には、日本大正村という大正時代のテーマパークもあります。
こちらは、機会があればいずれご紹介いたしましょう。
さて、最後にサボテンの食レポをご紹介しましょう。
「サボテン!?」と思った方、春日井市はサボテン苗の生産日本一なんです。全国シュアの8割を占めています。
春日井市には、ご当地グルメとしてサボテンを使ったういろう、アイス、キムチなど、数多くの食品が存在します。今回ご紹介するのは、サボテンラーメンとサボテン焼きそば。
提供しているのは、「中華料理 四川」。
春日井名物のサボテンを全国にアピールする「サボテンプロジェクト」に賛同し、春日井市、春日井商工会議所と協力して活動を続けているそうです。
サボテンラーメン、サボテン焼きそばに使われる麺には、サボテンが練り込んであるとのこと。ラーメンでは、スープにもすりおろしたサボテンが入っているそうです。また、焼きそば画像に見える緑色のものは、スライスしたサボテン。お店の方いわく、注文を受けてからサボテンの皮を剥き、ボイルしたうえでスライスするのがこだわりだとか。
味は、普通に美味しいです。
サボテンの見た目から、苦かったり生臭かったりするのかな?、とも想像していましたが、まったくそんなことはなく...
話のネタに、春日井にお越しの際は、ぜひご賞味あれ!
ちなみに。
春日井工場(というか弊社の工場すべて)では、現代の設備と管理体制をひいておりますので、残念ながら歴史トリップのご期待には添いかねますけれども...
弊社の親会社である「いづ藤」では、歴史ある昔ながらの製法を守り、継承し続けた守口漬を提供しております。
今回ご紹介した歴史トリップを楽しまれた後は、名古屋市中区にございますいづ藤の守口漬をご賞味いただき、味覚の歴史トリップも楽しまれてはいかがでしょうか。
ぜひ、よろしくお願い申し上げます。
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