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穏やかな年明けから早一ヶ月が過ぎようとしています。
本年もよろしくお願いいたします。
昨年は、能登半島地震から始まり、裏金問題を起因とする政治の混乱、米国トランプ政権樹立に向けた世界的な不安定要素など、混乱と不安が渦巻く閉塞的な一年でした。
しかしそのような状況下でも、株価や不動産売買は、バブル経済期を超える状況も見受けられる一方で実経済は冷え込んでいる、どこか別世界のように感じられる一種の危うさを感じる一年だったとかと思います。
現在、日本政府による「働き方改革」を起因とする運送業界の2024年問題における、運送価格だけでなく運用面での影響が顕著になっています。
我が国には国民の「職業選択の自由」「労働する権利」があります。しかし、現在の「働き方改革」はそれらの権利に制限をかけているのではと感じます。
人は、「働いて稼ぎたい人」「普通でよい人」「ほどほどでよい人」「あまり働きたくない人」などそれぞれです。それぞれの人の意欲に合わせて選択できる労働条件にすべきだと思います。どうして一律にしないといけないのでしょうか。
確かに、人の望む労働以上の労働時間を強要したり、やらざる得ない環境により働かされるのは論外であり、安全面や健康面で影響のある労働環境を肯定するつもりはありません。
しかし、現状の労働環境に対する意識の高まりや、各種ハラスメントなどを起因とするコンプライアンス順守意識が高まっている現在であれば、労働条件を一律にしなくても本当に一人一人が望む労働条件を選択できるシステム構築が出来ると思います。
かつて世界を席巻した英国は、国民の労働意欲低下が蔓延し、企業は移民労働者に頼らざる得ない時期がありました。一方で、現在は英国人の労働意欲や国力も改善する中で、今度は移民者を排除しようという機運が高まっている状況です。
今、日本政府が進めている「働き方改革」が、かつて英国人の経験した国民の労働意欲低下に繋がらないよう願うばかりです。
そのような不安を感じつつ弊社は、一昨年以来進めてきた【本当の意味での未来永劫の循環(ループ)社会が実現】向けた活動を、社会に展開する一年にしたいと考えています。
「我慢をしなければいけない環境活動は続かない」を念頭に、近視眼的な対策でなく、未来永劫の循環(ループ)が出来うる活動をしてまいります。
昨年に引き続き混迷の一年になるかと思いますが、本質を見失うことなく、お客様とともに歩む会社でいたいと考えております。
一年間何卒よろしくお願いいたします。
株式会社和泉
代表取締役 伊藤 嘉浩