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カメラから始まり、現在では家電、文房具、薬や化粧品、スポーツ用品、お酒など、広く生活必需品を取り扱っているビックカメラ様の自転車コーナーでは、気泡緩衝材エアセルマットの製袋品(※袋状に加工したエアセルマット)を活用、お客様の元へ、大切な自転車をお届けされています。
ビックカメラ様で、どのようにエアセルマット製袋品を自転車梱包に活用しているのか、その事例をご紹介しましょう。
気泡緩衝材エアセルマットは、ビックカメラ様自転車コーナーにてご利用いただいております。
自転車をご購入いただいたお客様の多くは、自転車を持ち帰るのではなく、自宅への配送をご希望されます。今回取材をさせていただいた新宿西口店では、7~8割のお客様が、自宅配送を希望されるそうです。
ビックカメラ様では、自転車を安全に乗ることができるように整備した状態で、お客様の元にお届けしています。
整備され、お客様の元にお届けできる状態になった自転車に対し、自転車をすっぽりと覆うことができる、大きなサイズのエアセルマット製袋品を被せ、専門の運送会社が安全・安心に、自転車をお客様のご自宅までお届けしているのです。
※画像はクリックで拡大します。
上写真は、自転車がメーカーから出荷された状態です。
ビックカメラ様では、各店舗にて、このような状態の自転車に対し、ペダル取り付けや、ブレーキの調整などを行い、お客様にお渡ししています。
ビックカメラ様からお客様の手元に配送する際には、上写真に近いようなやり方で、ハンドルやフレームの一部など、傷が付きやすい要所に気泡緩衝材を巻いていました。元となる気泡緩衝材は、原反で調達、必要なサイズに売場担当者の皆さまがカットし、利用していたのです。
以前の梱包方法には、いくつか問題がありました。
本取材は、ビックカメラ新宿西口店スポーツコーナー店長:安部様にご協力いただきました。
エアセルマット製袋品に自転車梱包を切り替えた効果はどうだったのでしょうか。
安部様のご感想をお聞きしましょう。
「梱包に掛かる時間と手間が、圧倒的に省けるようになったので、とても助かっています。
だからと言って、『傷がついた』などのクレームが増えることもないですし。
あえてデメリットを言うとすれば、原反に比べると、使用前のエアセルマット製袋品を保管する際に、かさばることくらいでしょうか。
店舗のバックヤードは決して広くないので、面倒といえば面倒ですが。
でも、余りあるメリットが、このエアセルマット製袋品にはあるので、この程度のデメリットは、どうってことないですね」
気泡緩衝材をカットして使用するよりも前は、キルティング(※布製の梱包資材)を使っていたそうです。ただし、キルティングは使いまわしが前提なので、次第に汚れてきてしまうことと、キルティングの数に限りがあることが課題でした。
エアセルマット製袋品に切り替えてからは、お客様が梱包を外す手間も減りました。なにせ、被せた袋を剥ぐだけですから。
また、お店同士で、自転車の在庫を移動することもあるのですが、この際には、エアセルマット製袋品を使い回すことで、ゴミの削減にも貢献しています。
和泉'sブログ、メルマガ『和泉通信』などを執筆しているライター:さかたです。
本事例は、和泉:改善提案推進部 改善推進室の岩崎取締役部長が行った、ビックカメラ様の現場が抱える課題ヒアリングがきっかけだったそうです。
赴いた店舗にて、実際に気泡緩衝材を袋状に加工し、自転車を梱包してみせたことが、自転車売場の皆さまのご理解につながったとのこと。
気泡緩衝材エアセルマットは、緩衝材としても、梱包材としても、とても優秀です。しかし、その良さや強みをさらに活かすためには、もう一歩踏み込んだ工夫であり、ノウハウが必要なんですね。
私は、和泉の記事を執筆するようになり、5年になりますが、そのことを本事例で、再認識しました。
ビックカメラ様における自転車梱包事例は、これまでもお客様とともに梱包の課題に向き合い、さまざまな提案活動を続けてきた和泉だからこそ実現したものだと思います。
創業1978年、会社設立1980年。
池袋駅前にて、カメラおよび関連商材販売店として発足。以降、新宿、渋谷、有楽町など、山手線駅前に次々と店舗を展開。
現在は、カメラはもちろん、家電、化粧品、お酒、スポーツ用品など、生活用品全般を取り扱っている。
2020年2月現在の店舗数は、全国45店舗。
また近年は、コジマ電気、ソフマップなどを買収することで、グループシナジーを高め、業界内での存在感を高めている。