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株式会社和泉は、2021年12月7日(水)~9日(金)、幕張メッセにて開催されたサステナブルマテリアル展(SUSMA)に出展しました。
当社単独では、初の展示会出展となります。その様子をレポートしましょう。
写真は、一日目の夕方に撮影したものです。当社ブースは、リコーさんの隣(写真奥側)なのですが、開催期間中、多くの人が来場され、賑わっていました。
サステナブルマテリアル展(SUSMA)は、「サーキュラーエコノミー、脱炭素社会実現に向けた素材総合展」を謳っています。
会場では、同時開催で他展示会も開催されていましたが、サステナブルマテリアル展が圧倒的に混雑していました。中でも、当社ブースも位置した、環境対応素材を展示した一角は特に混雑していました。
主催者発表が発表した来場者数は以下のとおりです。
三日間の来場者合計は、40,629人。
主催者によれば、2020年に開催された同時期の展示会に比べ、225%の来場者アップとのこと。
なお、サステナブルマテリアル展そのものは、今回が初開催となります。
脱炭素やSDGsなどに対する社会要求の高まりが、来場者数にも現れたのでしょう。
和泉ブースでは、バイオマスプラスチックを使った環境に優しい気泡緩衝材「ナノ2エアセルマット」、緩衝封筒の「エコパック」、鮮度保持エアセル「e:フレッシュ」を前面に、ブース内部に各種エアセルマットを展示しました。
展示会で接客を担当した和泉社員の声を挙げましょう。
「会社から『環境対策を考えろ!』と言われ、まずは情報収集から始めています」──筆者は和泉ブースに立ち寄ってくれた何人かに、和泉ブースの感想を取材しましたが、同じような趣旨の発言をされた方が、複数人いらっしゃいました。
サステナブルマテリアル展全体を視察したところ、来場者は、和泉のような環境対応素材を展示したブースに集まっていたように感じました。
逆に、例えば、廃プラスチックを再加工できる製造装置などのブースの賑わいは、素材系ブースに比べれば少なかったように思います。
COP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)が開催さればかりでもあり、社会的にも地球温暖化対策を筆頭に、環境対策への関心が高まっています。ESG(環境・社会・ガバナンス)投資、ESG経営などの言葉も、耳にする機会が増えてきています。
ただし実際のところ、企業として環境問題に対し向き合う具体的な方策を、事業全般にわたって策定しているところは、まだ稀でしょう。
その現状であり現実が、「情報収集から始めています」という来場者の言葉に現れたのではないでしょうか。
企業の事業活動に対し、「環境に配慮しなさい!」という社会潮流は、今後さらに勢いを強めることはあっても、弱まることは考えられません。
かと言って、製造プロセスや、製品そのものの成り立ちを再考するようなレベルの高い環境対策を行うのは、現状ではまだ難しいです。
このような、言わば理想と現状の間にある、現実的な解決策として、「既製品を環境対応製品に置換する」というニーズが選ばれ、和泉のナノ2エアセルマットも、そのストーリーに沿うものとして、今回大きな注目を集めたものと考えられます。
筆者がインタビューしたある方が、とても興味深いことをおっしゃっていました。
「会社からは、『現在、製品梱包に利用している気泡緩衝材を紙素材に変更できないか?』と言われていますが、長尺物が中心となる弊社製品は、やはり気泡緩衝材の方が使い勝手が良く、紙素材では難しいです」
環境に配慮される製品を社会が求めたとしても、一方で消費者は、「環境対応のために値上げをお願いします」と言っても、おいそれとは容認してくれません。
だからこそ、既製品を環境対応製品に置換することができるナノ2エアセルが注目を集めたのでしょう。
また、同様のロジックにより、「既存の緩衝封筒を置き換えるだけで、『紙とポリエチレンに分別できる』という環境貢献ができる」エコパックにも注目が集まっていたことも付記します。
和泉には、この「和泉'sブログ」でも公開していない、環境関係のノウハウがたくさんあります。
「環境対策はしたいけど、その具体策に行き詰まっている」という担当者の方は、ぜひ和泉にご相談ください。
サステナブルマテリアル展の和泉ブースにご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
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