和泉のWeb事情、教えちゃいます

リニューアルした和泉企業サイト
リニューアルした和泉企業サイト

株式会社和泉の企業Webサイトは、今年9月にリニューアルしました。

今回は、リニューアルの裏話や和泉が行うWebへの取り組みについて、Webマーケティングの話なども取り上げつつ、ご紹介しましょう。

 

 

ちなみに、本記事はWebサイト・リニューアルを手がけ、またメルマガ和泉通信の作成や運用を手がけているAlchemyTradeが執筆しています。記事中、和泉を第三者目線で評するのは、和泉社員が書いているわけではないことをご承知おきください。

本メルマガ「和泉通信」を開始したのは2015年5月のこと。同時に企業サイトとは別に、手探りで始めたのが「和泉’sブログ」でした。以下「ブログ」と略記します。
ブログの方は、メルマガでは掲載できない写真や動画などを掲載することを目的としています。メルマガが客寄せパンダ的役割、ブログが本丸と言っても良いかもしれません。
ブログを運用し始めて感じたのは、活用事例や商品紹介などをネットで公開することの威力です。特に動画については、「なるほど!」、「分かりやすかった!」など、多くの声をいただきました。

エアセルマットを紹介する上で、ネットのチカラをもっと活用するべきではないか?

その想いが見当外れではなかったことは、メルマガを配信するごとに強まっていきました。と同時に、物足りなさも感じてきたのは事実です。
ブログに掲載しているのは、エアセルマットの活用方法など、あえて言えば傍流的なコンテンツです。街歩き記事、「勉さんのちょっといい話」なども関心と感心を呼び、話のネタにはなるものの、和泉そのものを伝えているわけではありません。

 

  • 株式会社和泉の会社としての魅力を伝えること
  • 気泡緩衝材エアセルマットの機能と性能、そして商品ラインナップを余すことなく掲載すること
  • エアセルマットを求める人たちへのガイドブック的役割を設けること

 

残念ながら、ここに挙げたみっつのポイントは、ブログでは実現が難しいことです。
そして、旧来の企業Webサイトでは少々役不足でした。新たな目的と夢をのせて、和泉企業サイト・リニューアル・プロジェクトがスタートしたのは、2017年3月のことでした。

 

◆「株式会社和泉の会社としての魅力を伝えること」

例えば。
あなたの会社が新たな仲間(社員)を迎えるとします。あなたは、学歴や経歴、持っている資格、技能などのスペックだけで、その人を採用しますか?
おそらく、多くの会社ではそんなことはしないと思います。いくらスペック的に優秀な人でも傍若無人な人、遅刻や欠勤の多い人、「一緒に働くのは嫌だなぁ...」と思ってしまうような、いわば人間性に問題のある人は、採用しない企業が多いことでしょう。

製品やサービスを選定するときも同じです。
いくら製品が優秀でも、その会社が信頼に値しないと判断された時は選定から外されるケースがあります。

新しい企業Webサイトでは、社員を紹介する「和泉のチカラ」や和泉の会社なりを紹介する「和泉スタイル」など、株式会社和泉の文化や考え方をご紹介するコンテンツを設けました。これらが和泉の企業としての魅力を伝えるコンテンツです。

特に大切なのは、「社長メッセージ」です。
一般的に、企業サイトでもっとも多くのアクセスを稼ぐのは、会社概要ページ、次が社長メッセージページです。
会社概要ページがスペックを確認するためのものとすれば、訪問者にとって会社の人間性を確認するためのコンテンツが「社長メッセージ」なんでしょうね。

 

◆「気泡緩衝材エアセルマットの機能と性能、そして商品ラインナップを余すことなく掲載すること」

小売店にとって、最大の敵は何でしょうか?
そう、欠品です。機会損失を防ぐことは、販売における基本中の基本です。

ところが、ホームページにおいては販売最大の敵であるはずの欠品を起こしている企業のなんと多いことか...。つまり、自社製品すべてをホームページに掲載していない会社というのは、意外に多いのです。
ただし、掲載すれば良いというものではありません。特にBtoB製品の場合、製品の売りや特徴などがある程度分からなければ、購買はおろか、問い合わせにもつながりません。

エアセルマットの売りであり、特徴のひとつは、機能性気泡緩衝材の豊富なラインナップです。幸いなことに、「和泉'sブログ」で地道に活用事例等を作成し続けたことが功を奏し、すでにコンテンツはありました。

今回のリニューアルでは、各々の製品ページに活用事例を掲載し、よりエアセルマットの魅力と性能を分かりやすく掲載する工夫を凝らしました。

 ◆エアセルマットを求める人たちへのガイドブック的役割を設けること

和泉は、多くの販売パートナー様によって支えられている会社です。
Face to Faceで、十二分なフォロー、サポートができることが本筋なのですが...、なかなか現実的には難しいことも現実です。

気泡緩衝材エアセルマットを求める人たちにとって、ホームページがガイドブック的な役割を果すことができないか。
そのために、今回のWebサイト・リニューアルではいくつか工夫をしました。そのひとつが、製品ページの「用途から探す」です。
「用途から探す」では、横軸にエアセルマットが活用される代表的なビジネスシーンを、縦軸にエアセルマットの分類を設けた4×5マスの表によって、求めるエアセルマットにいちはやくたどり着けるように工夫しました。

先ほど、「一般的に企業サイトでもっとも多くのアクセスを稼ぐのは会社概要ページです」と申し上げましたが、実は和泉企業Webサイトでもっともアクセスを稼いでいるのは、「用途から探す」ページです。
通販サイトやBtoCサイトではなく、BtoB製品を提供するメーカーのホームページにおいて、このようなことはまれです。それだけ、エアセルマットに関する情報を求めている方が多いという証ですね。
また、和泉Webサイトへの再訪問率などのアクセスログを診ると、販売店様と思しきアクセスが多く見受けられます。 

「ああ、やはり和泉は販売店の皆さまに支えられている会社なんだな」

ありがたくもとてもうれしいことです。

  

◆SNSの活用と次への課題

 企業Webサイトを訪れるきっかけとして、王道はGoogleやYahoo!などの検索エンジンです。しかし、この王道も以前に比べると存在感を失ってきた感があります。代わりに存在感を増してきたのがSNSです。
和泉では、Facebookページ( https://www.facebook.com/izumiaircell/ )を設けています。

例えば、この記事。
https://www.facebook.com/izumiaircell/posts/490172121337835

リニューアル後の各ページを紹介する連続投稿の中で、東京営業所所長:太田のインタビューを紹介した記事です。数字はナイショですが、この記事、すさまじいアクセス数を稼ぎ出しました。
検索エンジン、そしてSEO(検索エンジン最適化)は、確かにWebマーケティングの基本中の基本です。しかし、SEOが対象とするのは、主に新規訪問者(※ ≒新規顧客候補、と考えてください)であり、既存のビジネスパートナー、顧客には一致しにくいケースがあります。
だからこそ、和泉はメルマガ「和泉通信」を行い、販売パートナー様やお客様との接点を作っているわけですが、SNSはもうひとつの接点として存在感を増しています。
和泉Facebookページでは、メルマガ以外の話題を随時提供していますので、ぜひ「いいね!」をして、ご購読くださいね!

和泉Facebookページ
https://www.facebook.com/izumiaircell/

一方で、新たな検索ツールとして最近急上昇しているのが、Instagram(インスタグラム)です。特に、女性に関してはGoogleやYahoo!などの検索エンジンよりも、Instagramでハッシュタグ検索を好むとの統計が出ています。 

文字情報を求める男性に対し、画像としての視覚情報を求める女性。
例えば、最近和泉の親会社である「いづ藤」( http://izuto.co.jp/ )の店舗を若い女性が訪れることが多くなってきました。先日は、名古屋ご当地アイドルの取材も受けまして...

いづ藤って、守口漬を作る漬物屋ですよ!?
なぜ、漬物屋に若い女性が??

理由は「インスタ映え」。
あのとぐろを巻いた守口漬の姿が、Instagramで「映える」(ばえる)と話題なんだとか...

今回のリニューアルでは、万に近い数のエアセル画像を撮影しています。ホームページに掲載したのは、ごく一部でしかありません。これを放置するのも、もったいないです。

和泉が、Instagramをどのように活用していくのか?
果たしてBtoBの和泉が、Instagramにマッチするのか?

実はいろいろと策を練っている最中でして。次の和泉のアクションを楽しみにしてください。

この一枚は、たまたま撮影できたもの。偏光レンズを利用して撮影したところ、プリズム効果によってできた模様です。インスタグラムに向くかな?
この一枚は、たまたま撮影できたもの。偏光レンズを利用して撮影したところ、プリズム効果によってできた模様です。インスタグラムに向くかな?

 

 

現代において、ホームページはあって当たり前、無ければマイナスの存在です。
Webの普及と進化によって、Webマーケティングはどんどん複雑化し、ホームページに加え、SNS等も積極的に活用することが求められています。お金だけではなく、自社の社員自身が手間を掛けなければならない、それが現代のWebマーケティングです。

引き続き、和泉は販売店様とお客様の利便性を増すために、さまざまな取り組みを行い、進化していきます。

今後とも、よろしくお願い申し上げます。

 



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